株式会社ソリューションの小西です。
突然ですが、いいむらさまは企業経営において最も大切なことは
何だと思いますか?
社員満足?
顧客満足?
社会貢献?
業績向上?
・・・
上記の優先順位は、各社それぞれの個性があるのは当然のことだと
思っています。
・日本を変えるために自分が動かなければと奮い立った経営者
・地域社会に貢献したいと地元に愛される経営を行う経営者
上記の2人の経営者だけでも大切にされる想いは違いますから。
しかし、私は別軸ですべての経営者に共通して
大切なことがあると思っています。
それは会社を「存続」させるということです。
「存続」、つまりずっとそこに在り続けなくてはならないのです。
無理な経営を続けていくと人間と同じで
必ずどこかで綻び、やがて音を立てて崩れていきます。
先日不況で勝ち抜くための成長法則をお話させて頂くセミナーを
開催させて頂きましたが、私がお話ししたものは
「不況だからこんなやり方がよい!」といったものではありません。
お話しさせていただきましたのはいつの時代も変わらず、
会社にとって最も大切な財産である人材のお話です。
経営資源を4つに分けるとすると「ヒト」・「モノ」・「カネ」に加え
近頃は、「情報」とされることが多いですが、私は同列ではないと思っています。
「モノ」・「カネ」・「情報」は経営を円滑に進めるための道具に過ぎず、
それを扱う人的資源つまり「ヒト」こそが最も大切だと考えています。
話を戻します。
景気に合わせた経営をしていては、いずれ必ずつまずきます。
例えば、好景気には今がチャンスと、どんどん投資すると思えば、
不景気になれば投資を抑え、耐え抜くといったような
上下のふり幅が大きいジェットコースター経営とでも呼ぶべきものがそうです。
そして、その皺寄せはどこにいくのでしょうか?
今のリストラ問題や派遣切りがわかりやすい例ですね。
つまり社員です。
そして、その家族です。
無理な経営をすると会社が危うくなると同時に働く社員や、
その家族をも不幸にしてしまう可能性があるのです。
また当然、お客様にもご迷惑をかけることとなり、冒頭であげた大切な存在を
ことごとく不幸の淵に追いやることになります。
だからスピード違反気味の無理な経営であったり、景気の良し悪しや
外部環境に左右される経営ではなく、じっくり腰を据え信念を貫いた経営を
行っていかなくてはなりません。
本来目指すべき理念や目標を見失い、目先の数字を追いかけだすと
社員が気になるのは自分の受け持った数字や前年対比、給与明細の数字。
社員の目がドルマークになっていることも少なくありませんが、
目標はいったいなんだったのでしょうか?
私は大阪でリフォームの会社を別にもう一つ経営しています。
今から約7年前、当時の私は、金にものを言わせて
社員を使っていた時期がありました。
採用の面接時には
「入社すればこの明細くらいの給料がもらえるぞ!」
と通常では新人が稼ぐことなど考えられない額の明細を見せ
お金だけのコミットで雇用関係を結んでいたのです。
業績は伸びました、でもそれは時流にのっていたからだったのです。
当時のリフォーム業界は伸び盛り、チラシを打てばまわりきれない反響が
来ていた時代です。
「この調子で行くぞ!」
と意気込んでいた一方で
「もしこのブームが終わってしまったらどうなるんだろう??」
と、急に不安になったことを覚えています。
私は、このとき今まで言ってきた自分の経営のやり方についても考え直しました。
「自分は何のために経営しているんだろう・・・」
私は改めて経営の意味を考え、一気に社内改革に打って出ました。
歩合給から固定給への変更、これまで使用していた一部の商材の
使用禁止などを行いました。
当時の社員からの反発は言葉では言い表せないほどで、結果的には
25名いた社員は8名になり、4店舗あった店も2店舗閉鎖に追い込まれました。
金の切れ目が縁の切れ目とはよくいったものです。
また改めて、何のための経営だったのかと自問自答しました。
そこで私は「4ハピネス」という理念を掲げました。
お客様・社員・会社・協力業者の4者の幸せです。
お客様・社員・会社の3者の幸せを目指すことはよくありますが、
最後の協力業者を大切にしなければ、はじめの3者の幸せは成り立ちません。
これは、先に話した「存続」を考えたときに必ず必要になってきます。
リフォーム業界では、営業をする人員のほかに工事を行う職人さんがいます。
私たちは工事を行う職人さんへの仕事の大部分を
いわゆる下請け業者に外注しています。
そんな下請け業者を「使ってやっている」という意識で、
外注する企業もあるそうですが、いずれ敵意をもたれることでしょう。
「こんな利益も出ない仕事で・・・今に見てろ」という具合です。
逆に、下請け業者を、『協力業者さん』と呼び、パートナーとして
大切に扱う意識を、全ての社員に徹底することは、ひいては、
お客様への感謝やホスピタリティ精神につながり、
さらには顧客満足だけでなく、従業員満足にもつながります。
『お客様には親切だが、業者には冷たい会社』、の社員は、
必ず会社に対する不信感や仕事への罪悪感を抱くのです。
4つの幸せは、すべてリンクしているというワケです。
先日営業マンの1人が職人さんと電話で話しているのを聞いていると
「今月も●●さん(協力業者さま)に儲けてもらうために、
いっぱい仕事もらってきますね!
だから次もこことここちょっと難しいですけど協力してくださいね!」
といった感じです。
このWIN-WINの関係が長期的な成長、つまり「存続」を可能とするのです。
WIN-LOSEの関係では一時期は業績の伸びを見せても
10年後にはどうなっているかわかりません。
自社を取り巻く関係者や取引先との関わり合いなどこの機会に
今一度考えてみられてはどうでしょうか?
またこうした創業期に抱いていた想いをもう一度、社員さまと
振り返ってみられる時間をとってみてもいいのではないかなと思います。
最後に1つだけ質問なのですが、
あなたの会社の中には、あなたと同じ想いをあなたと同じレベルで実行できる
社員さまは何名いらっしゃいますでしょうか?
企業経営における大切な要素を「存続」だとお話しました。
通常、この考えは、社員さまひとりひとり持ち合わせてはいません。
なぜなら、目先の目標ではなく、長期的な経営目線が必要とされるからです。
だからこそこの想い=理念をあなたは伝え続けなければならないのです。
そしてそれは「今」この瞬間から行わなくてはならないはずです。
想い、つまり理念を共有するということは、社員が増えるほど、
困難になります。
「今」からやるべきだとお話しましたのは、そんな理由があってのことです。
あなたの会社に、経営者と想いを同じレベルで実行できる社員がいたら・・・
http://www.mshonin.com/regist/rhtcnt.asp?id=36132336525079608
社員から真に愛される会社を作りませんか?
正しいことをする企業は社員から愛され、ひいては社会に必要とされる
企業となります。
「この会社で働いていて良かった。」
と心から言ってもらえる企業を作りたいですよね。
私も本当にまだまだこれからの身ですが、共に目指していきましょう。
この日本になくてはならない企業へと。
株式会社ソリューション
代表取締役 小西正行






